労金ってどんな組織?住宅ローンの審査と期間は他の銀行と違うのか?

労働金庫(労金)という金融機関があるのはご存知ですよね?では、労金はどんな組織なのかはご存知ですか?同じ金融機関の括りでも、一般の銀行と違うのは非営利の団体であるということ(一般の銀行は営利企業)。労働組合(労組)や生活協同組合(生協)が団体会員になり、労組や生協に加入している労働者のために各種ローンや預金などの業務を行なっています。この部分は、住宅ローンの利用条件に大きく影響してくるので、覚えておいてください。

・住宅ローンを利用するための条件と審査
先に触れたように、労金は「労働者のための非営利団体」です。そのためか、住宅ローンの利用条件で自営業の方や会社の代表取締役は対象外となっていたり、営業年数が給与所得の方より長く条件になっていたりします(労働者ではなく経営者という立場にある)。

また、労金でも地域によって条件が若干異なるので、一律でこうだ!ということは残念ながら言えません。例えば北海道労金は会員か「ろうきんクラブアソシエールに加入できる方」となっているのに対し、東北労金にはそのような条件はありません。住宅ローンの種類も様々で、北海道労金は独自の住宅ローン、無担保住宅ローン、無担保借り換え住宅ローン、フラット35、フラット50と5種類あるのに対し、東北労金は住宅ローン、無担保住宅ローン、フラット35、3大疾病&障害特約付住宅ローンの4種類になっています。所変われば品変わる、それぞれお住まいの地域の労金公式サイトで確認してみてはいかがでしょうか。

審査についてもそれぞれのローンに合わせた条件でのチェックになるため、融通性に違いがあります。ただ、非営利の福祉事業と銘打っているだけあって、会員に対する融通は非会員よりも効く傾向にあります。ただし、他の金融機関と同様、他の借入がある状態や延滞などの事故情報がある方が審査を通過する可能性はかなり低いものであると考えるべきです。

審査は問題がなければないほど、早く結果も出るしくみになっています。1ヶ月を過ぎるような場合、何かしらの問題点がある可能性が高くなりますので、遠慮せずに問い合わせをして結果を求めると良いでしょう。審査を通過すればいいですが、否決で長い時間をかけられては次善策を練る障害にもなりかねません。

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